FileMaker メディア管理 オブジェクトフィールド案件のシンプルな解決

オブジェクトフィールドには「イメージ」か「インタラクティブ」の排他的選択を余儀なくされて上手く表示できない問題があります。解決する方法。

オブジェクトフィールド案件とは

FileMaker では時々「えっ。なんで今どきこんなことが?」と思うような開発の残骸的なものがあります。オブジェクトフィールドの「イメージ」と「インタラクティブ」の排他的選択問題もそのひとつ。

インスペクタ イメージ

最適化を自動判別するとか、すべて最適化するとか、どっちもイケるという設定はありません。レコード毎に切り替えることもできませんし、表示状態をゲットしたり変更する関数やスクリプトももちろんありません。

 

たとえば psd ファイルは「インタラクティブ」ではこんなことになります。

psd が表示できない状態

「イメージ」にすると表示できますが、そうするとビデオやPDFやオーディオやその他ファイルが表示できません。イメージかインタラクティブか。どうしましょう。どっち選びます?

どっちも選びました。

オブジェクトフィールドを二つを重ねて配置

あとは「次の場合にオブジェクトを隠す」に条件を書いてどちらかを隠します。条件はファイルタイプや拡張子で振り分けることになるでしょうが、このときファイルタイプを分類するフィールドを作ってあれば便利ですね。すでに作っている分類フィールド「FMType」が最適ですね。

この方法をもう少し突き詰めると「ビデオファイルではポスターイメージを表示させる」といった工夫も可能ですね。

ところで、さっき出てた「FMType」ですが、そんなの知らないですよね。失礼しました。FileMaker が対応しているメディアタイプを分類するフィールドです。拡張子に応じて picture, video, audio と値が付きます。

こちらのページの「非対応メディアの代替アイコン」の章に詳しく書いているのでご参照ください。

Digital Boo Pennguin Icon → 非対応メディアの代替アイコン | FileMakerメディア管理 サムネイル

 

以上、簡単ではありますが、オブジェクトフィールド案件と解決でした。

 FileMaker で作るメディア管理

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