いきなり音楽部、チルドレンクーデター2014年のアルバム「自由の恐怖」についてのまとめ記事です。
デジタル部ではかつてBoo Nightというイベントを行ったりして音楽活動もやっていたのですが今は音楽部は廃部して、チルドレンクーデター公式サイトに全移動済みでございます。でもカテゴリーが残っているので賑やかしに何か書くのです。
最近の話と思ってましたがチルドレンクーデターのアルバム「自由の恐怖」が発売されたの2014年ですからもう最近じゃないですね。次のアルバムまだ出ないんですかね。というか公演やってるんでしょうか。最近、改とか戒とかソロとかばかりで本体が動いてないですね。
自由の恐怖 概要
「Fear of Liberty – 自由の恐怖」は2014年に発売されたチルドレンクーデターというバンドのオリジナルCDです。
さてこの「自由の恐怖」はいろんな意味で重要な作品です。
チルドレンクーデター的には18年ぶりか何かそんな久しぶりのフルアルバムですが、これの発起人EP-4佐藤薫氏、協力してくれた岡村詩野さん、そしてこのアルバムの前後一時的にゲストメンバーとしてずっぽり参加していただいた鈴木創士氏、蒼々たる顔ぶれでございまして、貴重且つ重要な一作となっています。
「自由の恐怖」の後、バンマスが鈴木創士率いるEP-4 unitPに加入したり、佐藤薫が後に起こした先鋭のレーベルφononでソロを発売したり、後々のいろんな動きの中でも歴史的な位置というものがあるかと思います。
発売後ずっと経ってからも、例えば「アヴァン・ミュージック・イン・ジャパン」でEP-4についての記事「リンガ・フランカ・1〜昭和大赦」の中で関連作品として紹介されたりしています。
公式の紹介記事
チルドレンクーデター公式サイト内に詳細な記事があります。まずはそのリンクから。
「自由の恐怖」CDの正式なタイトルは「Fear of Liberty – 自由の恐怖」となっています。
CDは贅沢な冊子つきで、冊子の中には岡村詩野さんの解説が入っており読み応えがあります。これは買った人だけが読めるので引用しません。買って読んでください。
自由の恐怖を購入した方はチルドレンクーデター公式サイトでユーザー登録というかメンバー登録を行えばボーナストラックのURLにアクセスできます。
Night of the living mad
CD発売後に高円寺で大きめのイベントが行われました。2015年6月6日の「Night of the living mad」です。
ニウバイルの全面的なご協力のもと、アリスセイラー率いるアマリリス【改】とチルドレンクーデターという、この三バンドが出演するイベントでした。
“living-mad.com”は”childrencoupdetat.com/living-mad” に移設されました。特設サイトが保存されたのは、内容に価値があるからです。
イベント公式サイトの中でも「読み物」のコーナーの充実ぶりが目を見張ります。以下のような記事があります。
バンマス日記
発売当初にいろいろ書いて吼える予定だったバンマスの戯言が随分後になってちらほらと公開されています。随分後というのは、φononからソロアルバム「BaBaQue」が発売されたことがきっかけのようです。「BaBaQue」と絡めて「自由の恐怖」についても言及しているのでバンマスの中では一連の繋がりがあるようですが、彼はいつも肝心なことを何も言わずおかしな政治的な話に終始する癖があるので話半分に読むべきですね。
バンマス日記には自由の恐怖カテゴリがあり、今後も追加される可能性があるのでカテゴリー一覧ページのリンクです。
この中で直接ネタバレしているのはこのポストですね。
ビデオ
試聴版
「自由の恐怖」の試聴ビデオです。フルサイズは公演時に流しっぱなしにされ、イベントによく出向く人にはお馴染みのバンマスビデオです。
「自由の恐怖」から三曲が用意されています。
鈴木創士時代のライブ
鈴木創士参加時代の、ライブの生っぽいビデオも公開されています。生っぽくてライブっぽいですが勢いと雰囲気を感じ取れるかも。
ボーナストラックの一曲
CD購入特典、ボーナストラックの中の一曲。バンマスによるテクノバージョンの「コンブ」がここにあります。この系統が後に「BaBaQue」になっていくのです。
バンマスのBaBaQue的なソロと、チルドレンクーデターのバンド演奏の合体みたいな曲も末期は増えていた模様で(末期って・・・)、この曲もそうした意味で興味深い一曲、予定ではチルドレンクーデターの次のアルバムに入るはずでした。
この曲では明白に映画への傾倒が感じ取れます。
以上、発売年から5年目を迎えようとしているチルドレンクーデター 「自由の恐怖」のまとめでした。
それはコロニー状の構造物。力の源は光の波だ。独立栄養生活を確立し、合成し遊離した酸素粒様態の音を吐き出して世界を透波抜いてみせる
佐藤薫
凶暴と理知が奏でるラプソディー、そして反乱と崩壊が織りなすカプリッチオ。それが2010年代型チルドレンクーデターだ。不毛な調和が軋み、蠢く瞬間がここにある
岡村詩野
めっちゃ格好いい。ロックでも、ジャズでも、フュージョンでも、ヒップホップでもないが、これらの影響受けて、正にクーデターがあったような傑作だ。
David 加藤 Hopkins