Apertureの代替候補の筆頭、Photo Supreme にライト版が出ていました。
【追記】いきなりすいません。後日談ですが、このライト版、もう終了されて存在しません。以下、思い出の話のひとつとして。
Photo Supreme
Photo Supreme は、写真に留まらず多くのメディアタイプを扱えるデジタルアセットマネージメントソフトで、Apertureの代替となり得る候補の筆頭です。
絞り込み・フィルター性能はApertureに匹敵する出来映えで世界最高峰、画面の色はダーク、ライトを選べて不快さもほとんどありません。
でも我々にとって致命的な欠点があって、それはあらゆる入力欄で日本語入力ができないことです。正確には、ローマ字変換による入力ができません。きくはまでお馴染みのかな入力なら受け付けます。内部的には日本語を扱えていますし表示もできます。ローマ字入力だけが出来ません。これが修正される見込みはありません。
この致命傷をカバーする方法は、簡易なメモ帳を横に置いて、逐一日本語をコピペするんです。面倒ですが何とかなります。
致命的とは言えないまでも、厳しい点は速度が遅い点です。最初試したときは「速い」と評価しましたが完全に勘違いで、使い込むと表示の遅さを実感します。DarkTableほど酷い遅さではないものの、他の同類アプリに比べて甚だ遅いです。
さらにどうでもいい欠点としては、サムネイルをダブルクリックして大きくプレビューした後にもう一度ダブルクリックするとプレビューを閉じずにフルスクリーンになってしまうところです。これは世間的にはどうでもいいことの一つですが、私個人にとっては耐えがたい苦痛で、致命傷でした。
ただしこれもナンチャッテで回避できます。ダブルクリックしたときのプレビューを「別ウインドウ」に変更できます。これで多少ましになります。開く挙動を設定できるんなら、閉じる挙動も設定させてくれればいいのに。
ということで、常にアップデートを気に掛けていました。特に表示性能なんかは改善される余地がありますよね。
LiteEdition
で、あるとき気づいたんですが PhotoSupreme に LiteEdition なるものがラインナップされていました。
https://www.idimager.com/photo-supreme-lite-edition
LiteEdition は無料で、SingleEdition同等のフル機能が使えますが単一のカタログで5000アイテムが限度となります。無期限試用版とも言える素敵な仕様ですね。
アクセント色
見た目に拘るデジタル部としては、アクセント色が変更できるようになったのが地味に嬉しい出来事でした。
以前はライトモードにするとアクセント色が赤に限定されましたが他の色も選べるようになりました。ただし色のカスタムはできません。用意された色もちょっとどうかなとと思いますが、でも選べるだけでも嬉しいことでございます。
XMP
XMPを常にサイドカーに保存する設定が追加されました。
同期設定で「変更をファイルに反映させる」チェックがデフォルトでオンになっているので注意。これについては、扱うファイルが写真ファイルなんかだと絶対にファイルに反映させていはいけませんね。オリジナルファイルを変更するなどもってのほかです。でもそうじゃない場合、何らかのクリエイティブなファイルであった場合なんかは、寧ろファイルに書き込んでしまうほうが都合が良い場合もあると思います。
プレビュー
プレビューを別ウインドウに表示することでフルスクリーン地獄を緩和することが出来ます。別ウインドウ内をダブルクリックする習慣は普通ないですからね。でもダブルクリックするとやっぱりフルスクリーンになりますので注意。
更新ログ(New in Photo Supreme)を見ると改善点が書かれています。ライト版を使用しつつ、更新ログにも気を配ります。特に速度の改善を期待したいです。
ということで、最強DAM PhotoSupreme の LiteEdition が出ていたよというお話でした。個人的に、Apertureの後釜になれそうなのって、Photo Supreme と Exposure の二つだけと思ってるんで、もうちょい何とかなってほしいなと。