Aperture 3.01アップデータ、ProKit アップデータが矢継ぎ早に出てきて日々テスト段階からの成長を試みているAperture 3 ですが、ここまできてもとんでもない不具合がまだ放置中であります。
「読み込み」を選ぶと出てくる選択のカラムに、iPhotoライブラリが出てこないという不具合です。
Aperture 2 では、「読み込み」を選ぶとこんなふうに通常のカラム式選択ウインドウが開きまして、iPhotoライブラリももちろん選択できます。
こうやって、iPhotoで新たに作ったイベントを個別に読み込むんですね。
Aperture 3 で同じ事をしようと思ったら、なんとiPhotoライブラリがカラムから姿を消しています。これでは選べません。選べないから読み込めません。
これはいったいどうしたことでしょう。iPhotoライブラリから差分の読み込みができなければAperture3を使う意味も目的も失ってしまいます。
もしかしたら「iPhotoライブラリを読み込む」が進化していて、こちらを選べば差分のイベントを読み込んでくれるのか、と期待してiPhotoライブラリを読み込んでみたら、こちらはこちらで大変なことになりました。
「重複ファイルを読み込まない」にチェックを入れているのに、おかまいなしにライブラリ全部を読み込んでくれるではありませんか。
もう重複しまくりです。またもや3万枚分の処理を始めようとしているので慌てて読み込みをキャンセル、その途端いつもの虹色マークがグルグルし出してそのうち落ちました。
「『重複ファイルを読み込まない』が全く効かない」症状はAperture 2 のころから有名な不具合ですが3にも引き継がれているようです。
それはともかく「iPhotoライブラリを読み込む」は以前と同じ挙動であることが確認されたので、今回の「読み込みカラムからiPhotoライブラリが消える不具合」とは無関係のようです。
Apertureはプロ向けを謳っているソフト故、下位にあたるiPhotoのファイルを読み込むことができる、この優位性を利用してiPhotoに集めた画像ファイルのうち、Apertureで読める形式のものだけApertureで管理する、という理想の画像管理を続けてきたわけですが今回の不具合はその利用方法そのものが出来なくなるという致命的な問題となります。
Aperture 2 の頃から、iPhotoの写真を読み込めない不具合は多く発生していました。
以前にも書きましたが、特定の文字列、特定ファイル形式、拡張子などの複合的理由でiPhotoの写真や画像がApertureで読み込めないことが多々ありまして、それらは根性と頑張りで乗り越えてきました。
しかし今回の問題は根性と頑張りではどうしようもない根本的な不具合です。何しろ見えないので選択することすらできないんですから。
早急に対処して欲しいものであります。