テストを兼ねてApertureとiPhotoをアップデートしました。
iPhotoとApertureのライブラリを統合するには、ます両ソフトを新しいライブラリで開いて更新しておかなければなりません。アップデートして一旦iPhotoとApertureを普通に立ち上げます。これで準備完了です。
ライブラリの更新にしばらく時間が掛かります。フリーズしているように見えますが、動いていますので放置するのがよろしいでしょう。
私の場合30分未満の放置で更新完了しました(写真5万枚ほど)
新しいApertureは、アイコンが白黒になるなど、今風のアップデートですが、見た目や使い勝手に関しては3のまま特に大きくは変わりません。
そろそろ終了するはずの「共有-MobileMe」の項目がまだあります。
MobileMeギャラリーを失った残念感が沸き起こります。
ApertureやiPhotoから超簡単に書き出せるウェブアルバムの機能は秀逸でした。
このメニューから書き出せるのは他にFlickrとfacebookだけです。
MobileMeがなくなってiCloudが登場していますが、多くの意味でMobileMeの代替としては使えません。ギャラリーは本当に残念でした。
実はiCloudを利用したギャラリー作成の機能はiOSのiPhotoに登場しています。「ジャーナル」という機能がそれです。
この機能は、iPhoto 9.3にも Aperture 3.3 にも搭載されませんでした。
さて、アップデートして統合されたiPhotoとApertureのライブラリですが、さっそく試してみました。
Apertureから「ファイル」メニューの「ライブラリに切り替える」から「その他/新規」を選択し、ダイアログで使用しているiPhoto Libraryを選択します。
あらまあ簡単にiPhotoのライブラリがApertureで開きました。簡単すぎて拍子抜けですね。
これでApertureライブラリとiPhotoライブラリを選択して好きなほうを開くことが出来ます。
どちらかのライブラリを使用中に「読み込む – ライブラリ」で読み込んで合体させることももちろん可能です。
ライブラリが同じ形式になったことにより、独自の機能以外は、あっさりと両者で共有することができました。
ただ、今まで二つのソフトを同期させて使ってきた私のような人間にとって、統合されたライブラリを結合させることこそが真の目標となります。
これまでは片方のライブラリを参照しつつ分類や調整をしてきたわけで、単純に合体させると容量的にも分類的にも重複したり整合性がとれなくなってしまう恐れがあります。
これを上手く結合させ、すっきりとさせるには・・・・ぞっとするような手間が掛かりそうです。でもやっておきたい。
どうしましょう。
さてさてApertureの見た目ですが、案の定グレースケールのアイコンになっていまして、LionのFinderと同じく、大変見辛いデザインになりました。これはいただけません。
Finderのサイドメニューはカラー化できますが、こちらはどうなのでしょう。無理かな。
そうそう、懸案のpictファイルです。
PICTファイルは一時期まで君臨していたMacの標準的なファイルタイプです。いつの間にか闇に葬られ、Apertureで利用することすらできなくなっている悲しい形式です。
iPhotoでは扱えますのでiPhotoでデータベース化しておりました。
今回のアップデートでiPhotoとApertureが統合ライブラリとなることから、もしかしたらpictサポートは切り捨てかも、と危惧していました。
結果ですが、これまでと同じように、iPhotoではpictが扱えます。Apertureでは扱えません。何も変わりませんでした。
iPhotoからは問題なく見えますので、pictを扱いたい時はiPhotoを開けばいいと。そういうことですね。
そうそう、あとカレンダーを作る機能もiPhotoにしかありません。私は毎年猫カレンダー作ってるので、これもiPhotoを捨てられない理由の一つです。
iPhotoとApertureのライブラリが統合されたことにより、今後はライブラリを結合して運用することができます。
ライブラリ結合が完了すれば、これまで両者のライブラリがそれぞれ持っていたプレビュー用のデータが共有でき、大幅にディスクスペースを節約できることになるでしょう。
うちはもうpictをみたいときはGraphicConverterですな。
GraphicConverter、まだ現役でちゃんとあるんですね。
他の写真との関係もあるし、どうしてもデータベース化したくて。
そういえば昔から画像カタログソフトについてはあれこれといろいろ試していましたねえ。
iPhotoが出て以来、世界が変わったと実感できます。