MediaDB では、次の基本要素が使用されます。
オリジナル
インポートしたメディアファイルです。参照登録では元の場所にそれはあります。格納登録ではライブラリフォルダ内のMedia/Masters/ 以下にコピーが保存されます。
バージョン
登録したレコードを複製したものをバージョンと呼びます。レコードと一緒にメディアファイルも複製されます。複製されたメディアは格納で保存されます。
オリジナルファイルを変更してしまわないように、ファイルに対して編集や変更を行う場合、まずバージョンを作ってそっちを弄るのが望ましい手続きとなります。
セッション
フォルダを指定してインポートしたとき、指定したフォルダをセッションフォルダとして記録します。フィルムロールやプロジェクトといった概念に近いものです。インポート元フォルダの記録という役割もあります。
セッション名はデフォルトで指定したフォルダパスのフォルダ名です。セッション名は好きに変更できます。
ライブラリ
全ての登録データはライブラリフォルダ内にあります。メインデータ、メタデータ、インポートの作業用テーブル、インポートしたメディア、サムネイル、システムで使うツール類がライブラリフォルダにぎゅっと詰まってます。
ライブラリは新規作成して好きなだけ増やせますし、切り替えて使えます。
デフォルトでは MediaDB_Rxx と同じ階層に「Library」という名で一つライブラリがあります。
参照と格納
インポートする際、参照か格納を選びます。
参照はオリジナルファイルのパスを元に参照状態でインポートします。元の場所でファイルが失われれば、FileMakerでは「見つかりません」になります。
格納はFileMaker内に挿入します。設定で指定したしかるべきフォルダに複製ファイルが格納されます。しかるべきフォルダはライブラリフォルダ内にあります。インポート元のファイルが失われても、インポートしたファイルは複製なのでライブラリ内に存在します。