FileMakerメディア管理での作成ファイルMediaDBのマニュアルページです。徐々にページを追加していく予定です。
MediaDB の基本
MediaDBとは
作り方シリーズの記事で作成しているFileMaker書類です。画像、オーディオ、ビデオなどメディアファイルを読み込んで管理します。
- FileMaker Pro v19.3 を必要とします。
- R9以降はMac専用です。macOS 10.14 Mojave を必要とします。
- R12以降は Exiftool がインストール済みであることを必要とします。
- 他のコマンド、stat や setfile を使用するために Xcode がインストール済みで、該当コマンドがターミナルで使用可能であることを必要とします(MediaDB R9 以降)
このマニュアルページではMediaDBの使い方をまとめます。MediaDB はシリーズ投稿が更新される度に変化しますが、基本的に最新バージョンに基づいた内容となります。
ファイル構成
MediaDB のファイル構成は以下の通りです。
メインファイルは MediaDB_Rxx.fmp12 です。ダブルクリックして開くのはこいつです。このファイルが動作のすべてを司りますが、データは持っていません。データを持っているのはライブラリフォルダ内の各ファイルです。ライブラリフォルダと接続することで使用可能になります。
初期状態ではメインファイルとライブラリフォルダが同じ場所(階層)にありますが、ライブラリフォルダは他の場所にあっても指定して利用できます。ライブラリを複数作って切り替えて使用できます。
ライブラリフォルダには次のファイルがあります。
メインデータファイルである mainData、
メタデータテーブルのmetadata、
インポートやエクスポートを司るImporter、
そしてDBToolsフォルダ内の各ファイルです。
DBToolsフォルダ内の三つのファイルは単独でも利用可能なツールっぽいファイルです。
CodeRun はコードの記述と実行、
FileType は拡張子データベース、
MetaKeys はExif や IPTC などメタデータのタグ名データベースです。
pref.txt は、ライブラリのバージョンのみが書かれたテキストファイルです。
ライブラリにはバージョンがあって、最新 MediaDB で扱える最新バージョンのみが利用対象となります。バージョンが異なる場合はライブラリ管理から更新作業を指定し、ファイル再起動時にアップデートを自動で実行します。
ライブラリフォルダ内のファイル構成、ファイル名、フォルダ名は変更しないでください。