アプリケーションを削除する時に関連ファイルも一緒に捨ててくれる AppClener が小気味良くて長年使っています。
Macでアプリケーションを削除するにはアイコンをポイと捨てますが、初期設定やアプリケーションサポート内にゴミが残ったままになったりすることもあります。アプリを削除する時にはそういうのも一緒に捨ててしまいたい。クリーナー系のアプリはいくつかありますが、ここの筆者は AppCleaner が気に入っています。アプリの小ささが良いし、Free で配布してくださっている作者への敬意も強いのです。そして昨今、この手の小さなメーカーの小さなアプリが淘汰されつつある現実も直視します。
メーカーは freemacsoft で、他に LiteIcon と Tiles だけがウェブサイトに掲載されています。 LiteIcon には昔お世話になりましたが、10.15 Catalina までの動作です。
AppCleaner は MacOSX 10.6 から macOS 14 sonoma まで動作します(それぞれの対応バージョンはサイトを参照)意外にも最新に近いOSをカバーしていたんですね。以前のわかりやすいアイコンが iPhone 風になったのも伊達じゃなかったと言うことですね。
AppCleaner のシンプルな機能
AppCleaner のウインドウに棄てたいアプリケーションをドロップすると関連ファイルを探し出しリストしてくれますので、削除ボタンで全部削除します。もし残したい関連ファイルがあればチェックを外して残しておくこともできます。
もう一つ、設定で SmartDelete をON にしておくと、Finder上で単にアプリを捨てた時にAppCleanerをわざわざ起動させなくても自動発動して関連ファイルをリストしてくれます。これが実に便利。
久しぶりに公式サイトを覗いてみて、サイトのシンプルさにも改めて好感を持ちました。社会を支えているのはこうした中小なのであり、末期資本主義の病理の、その末期的症状で瀕死の昨今に警鐘を鳴らす意味でも、私たちは小さなソフトハウスを積極的に応援していきたいと考えるのであります。