事務用のプリンタが壊れたので仕方なく嫌々買い換えましたが、なかなかいいじゃないですか。PX-M6011F。
PX-1700Fというインクジェットの複合機を使っていました。A3スキャナ、事務用及びカット紙用のプリント、そしてごく僅かに残っているFAXを送ってくる得意先のためにFAXと、持てる機能をフル活用していました(笑)が壊れました。古いからと修理もしてくれません。そんなに古いか?こないだ買ったばかりなのに(と思っていたら9年前でした・・・)
プリンタ部分が壊れただけでスキャナもFAXも使えます。捨てるのもったいないじゃないですか。買い換えるのも腹立つし。消費税も払いたくないから個人売買で中古を探そうかと思ったもののそんな暇ないし諦めて買うしかない。悪政の中、一番したくないことは何ですか。消費です。でも仕方ない。
嫌々ながら後継機を調べました。2、3年前に調べたときは後継機がカスみたいなデザインだったので二度と事務プリンタなんか買うものかと思っていましたが、その後2020年の秋に発売されたPX-M6011Fがなかなか小増しなので仕入れました。
設置面積が小さい
決め手の一つとなったのは設置サイズがPX-1700Fより小さいことです。一つ前の機種はデカくて却下でした。置き場所もギリギリなもので。設置面積の小ささは正義。形状もPX-1700Fに近いこんもり収まったデザインです。
廃インクタンクがメンテできる
廃インクタンクがいっぱいになったら、というか印刷回数を元に「そろそろ一杯になる頃だな」と機械が判断したら、修理サービスに送って高額メンテするまでプリント機能を停止してしてしまうというのがこれまでのEPSONの手口でした。PX-M6011Fではついに廃インクタンクをユーザーがメンテ出来るようになりました。今まで何やっとったん?のレベルですが出来るようになったのでよしとします。
両面スキャンがようやく使い物に
PX-1700Fのとき両面スキャンができるとの広告に欺されましたが(A4だけだった)PX-M6011FはA4以外のサイズでも両面スキャンできました。両面スキャンの面倒さは最悪でしたがやっと楽ができます。長かった・・・。
そんなこんなで、仕方なく買ったはずなのに実は気に入ってしまいました。上記三点だけで、たとえ壊れてなくてもPX-1700Fから買い換える十分な理由になります。そうそうもう一つ面白いことが。
排紙トレイ
印刷してみて笑ったのが、排紙トレイが自動でにょーんと出てくるギミックです。お前はサンウェーブのシステムキッチンかという謎のツッコミはいいとして、ちゃんとA4、A3を見極めて出てきますね。
ギミックは良いのですが、精度や頑丈さにも力を入れてほしい気もしますね。養生テープを剥がすだけで割れそうなプラスチック品質はかなりのものだし、駆動部分から早くに壊れそうな予感もあります。でもまあ大抵そんなもんだし。安いし。昔は偉そうにPostscriptプリンタをリースしてましたがあの頃からしたら最低限の機能で良ければほんと安くなりましたね。もちろん請け負う仕事はそれ以上のハイペースで価格暴落して息してませんが。経済縮小しすぎて日本もすっかり途上国レベルに転落したのに有権者が輪を掛けて知能転落しているものだから救いようがないので、あ。また関係のない話を。
追記でドライバについてですが、Mac環境ではドライバの出来は最悪です。まだ出来上がっていないレベルで使い物になりません。これまでもずっと酷かったがずば抜けて酷いです。特にプリンタに付いている手差し部分がMac未対応と言っていい不出来さです。長3封筒の印刷すらできません。ハガキや不定形の印刷も一切出来ません。アップデート待ちですが期待できないですね。
普通にA4やA3で印刷する分には問題ありませんが、ドライバのクズっぷりはサイトでもひた隠しにしていますので、手差しで封筒やハガキを印刷できるとワクワクしているMacユーザーには「できません」と言っておきます。(2021年7月現在)
尚、Epsonの名誉のために若干庇いますが、不出来のいくつかはAppleのせいです。Appleがメーカーのドライバを排除してOS付属の出来損ないドライバしか使えないようにしている場合が多くあるためで、こんなことされてはどうすることもできません。でも工夫してきちんと動くドライバを出してる会社もありますよね。
※ Macで正しく印刷する苦肉の策はこちらの記事になります。